飯能市 “N”自治会様 自治会館 続いて屋根工事
- 2009.11.21 Saturday
- 19:12
今回の自治会館建設には、最大の課題として耐久性と維持管理の容易さが求められました。
その中で、屋根の選択には建設委員の皆さんで色々と案が出され、話し合いをして頂く事となりました。
コロニアル葺屋根・塗装の色あせが難点となり却下。
ヨーロピアン瓦・・・・色あせ、風化の点で却下。
亜鉛鋼板葺・・・・・・・軽量で、建物には有利になりますが、雨の音、直射日光による暑さの点で却下。
金属瓦・・・・・・・・・・・・軽量のため建物には有利なのですが、コストの面で予算に合わず却下。
アスファルトルーフィングと瓦桟
そこで最終的に候補に挙がったのは、和瓦。
耐久性の点、暑さの点、問題は重量の点ではありましたが・・・・・・・・・・・・。
ところで、この建物は25坪弱の平屋です。
処が、柱も梁も4寸の材料を用いています。しかも、桁は二段とし少々変わった軸組みとしておりますが、理由はここにありました。
和瓦を用いた場合、重量が増して大スパンの大きな梁に負担が掛かります。
長い年月では自重もあるので撓みが発生してくる事が考えられるのです。
よって、桁の上に梁を乗せ断面欠損を少なくし、旅桁を乗せる事によって屋根の荷重を分散させ、大きな梁に負担が掛からないような構造になっています。
当社の大工さんは宮大工さんで、過去には神社仏閣、数奇屋造りの住宅などの経験があり、この方法も大工さんからのアドバイスでありました。
棟違いの部分は、板金ですて谷を作ります。
和瓦の搬入です。
すて谷と軒先瓦の部分です。
軒先瓦
かんむり瓦。ふき土は黒を使用しています。
流れ止め瓦も・・・・・・・・。
少し離れて見てみます。
同時進行で、外壁の下地を施工しています。
透湿防水シートを貼り、通気同縁を取付けます。この方法により、外壁の裏側に空気が流れ、湿気がこもらない様になります。
そして、下部は防蟻を行なっています。
土台や大引は、防虫防腐剤に漬けられていた材料を使用していますので、柱、間柱、筋交に塗布します。
内部は、糸を張り鋼製束の高さを調整して固定していきます。
一ヵ所づつ調整していきますので、大工さんの腰が心配です。
その中で、屋根の選択には建設委員の皆さんで色々と案が出され、話し合いをして頂く事となりました。
コロニアル葺屋根・塗装の色あせが難点となり却下。
ヨーロピアン瓦・・・・色あせ、風化の点で却下。
亜鉛鋼板葺・・・・・・・軽量で、建物には有利になりますが、雨の音、直射日光による暑さの点で却下。
金属瓦・・・・・・・・・・・・軽量のため建物には有利なのですが、コストの面で予算に合わず却下。
アスファルトルーフィングと瓦桟
そこで最終的に候補に挙がったのは、和瓦。
耐久性の点、暑さの点、問題は重量の点ではありましたが・・・・・・・・・・・・。
ところで、この建物は25坪弱の平屋です。
処が、柱も梁も4寸の材料を用いています。しかも、桁は二段とし少々変わった軸組みとしておりますが、理由はここにありました。
和瓦を用いた場合、重量が増して大スパンの大きな梁に負担が掛かります。
長い年月では自重もあるので撓みが発生してくる事が考えられるのです。
よって、桁の上に梁を乗せ断面欠損を少なくし、旅桁を乗せる事によって屋根の荷重を分散させ、大きな梁に負担が掛からないような構造になっています。
当社の大工さんは宮大工さんで、過去には神社仏閣、数奇屋造りの住宅などの経験があり、この方法も大工さんからのアドバイスでありました。
棟違いの部分は、板金ですて谷を作ります。
和瓦の搬入です。
すて谷と軒先瓦の部分です。
軒先瓦
かんむり瓦。ふき土は黒を使用しています。
流れ止め瓦も・・・・・・・・。
少し離れて見てみます。
同時進行で、外壁の下地を施工しています。
透湿防水シートを貼り、通気同縁を取付けます。この方法により、外壁の裏側に空気が流れ、湿気がこもらない様になります。
そして、下部は防蟻を行なっています。
土台や大引は、防虫防腐剤に漬けられていた材料を使用していますので、柱、間柱、筋交に塗布します。
内部は、糸を張り鋼製束の高さを調整して固定していきます。
一ヵ所づつ調整していきますので、大工さんの腰が心配です。
飯能市 “N”自治会様 自治会館 上棟が終わりました!
- 2009.11.21 Saturday
- 10:15
基礎工事を完了し、日程の調整をしていた、飯能市“N”自治会様の自治会館建設工事ですが、大工さんの調整がつき上棟となりました。
上棟の前に、11/10(火)に土台敷きを行ないました。
まずは、墨出しです。
柱の芯を出し土台の外面の墨を出しました。
基礎と土台の結合は、ハイブリットナットで締めます。
こちらは、床下に入れる断熱材。
ポリスチレンフォームです。
上棟前日には先行足場を建てます。
そして、上棟当日、朝早くから材料の搬入やレッカーの設置で慌ただしい1日の始まりです。
今回の目玉は、この大きな梁!
既成の梁は6mまでですが、今回のスパンは6.37mあるので、特別注文としました。
梁の高さも450mmあり、大変重く、長い梁でした。
大きな梁が桁の上に乗っている様に見えますが、ダボで固定されています。
桁まで組んだ所で、柱の倒れを見ます。
大きな梁の接合は、羽子板ボルトで補強します。
おや?これは・・・・・・・?
桁の上に、束があります・・・・・・。
火打ち梁を入れ、左右前後方向の歪みを防ぎます。
遠方から見ると、桁の上に、更に桁があります。
母屋が組みあがりました。
桁の上に、桁があります。
これを旅桁と呼びます。
今回は、大きな梁の断面欠損を少なくしたり垂れを防ぐ為に、桁の上に乗せる格好となりました。その為に、他の梁との高さ調整のために、桁を二段としています。
続いて、垂木を掛けて行きます。
この段階では、すでに棟上は終了していますが、天候が危ぶまれ、雨が降りそうだったので、作業を進めていきます。
垂木と旅桁の固定は、長いビスで締めます。
旅桁と束の固定はホゾで組んでいますが、金物で補強します。
遠方から見てみます。
垂木も組み終わり、後は野地板を残すばかり・・・・・・・・、と15時過ぎから雨が強くなり始めました。
今日は、ここで終了です。
夕方、16時過ぎから、自治会長さんを初め建設委員会の役員さんと棟梁の3人で清めを行ないました。
米、塩、日本酒を建物の四隅に盛り、工事期間中の安全を祈願します。
翌日も天候が危ぶまれたので、翌週の月曜日 16日より野地板を貼り始めました。
内部の空間です。
間柱、筋交いを入れ、固定するまで仮筋交いで躯体の動きを固定しておきます。
上棟の前に、11/10(火)に土台敷きを行ないました。
まずは、墨出しです。
柱の芯を出し土台の外面の墨を出しました。
基礎と土台の結合は、ハイブリットナットで締めます。
こちらは、床下に入れる断熱材。
ポリスチレンフォームです。
上棟前日には先行足場を建てます。
そして、上棟当日、朝早くから材料の搬入やレッカーの設置で慌ただしい1日の始まりです。
今回の目玉は、この大きな梁!
既成の梁は6mまでですが、今回のスパンは6.37mあるので、特別注文としました。
梁の高さも450mmあり、大変重く、長い梁でした。
大きな梁が桁の上に乗っている様に見えますが、ダボで固定されています。
桁まで組んだ所で、柱の倒れを見ます。
大きな梁の接合は、羽子板ボルトで補強します。
おや?これは・・・・・・・?
桁の上に、束があります・・・・・・。
火打ち梁を入れ、左右前後方向の歪みを防ぎます。
遠方から見ると、桁の上に、更に桁があります。
母屋が組みあがりました。
桁の上に、桁があります。
これを旅桁と呼びます。
今回は、大きな梁の断面欠損を少なくしたり垂れを防ぐ為に、桁の上に乗せる格好となりました。その為に、他の梁との高さ調整のために、桁を二段としています。
続いて、垂木を掛けて行きます。
この段階では、すでに棟上は終了していますが、天候が危ぶまれ、雨が降りそうだったので、作業を進めていきます。
垂木と旅桁の固定は、長いビスで締めます。
旅桁と束の固定はホゾで組んでいますが、金物で補強します。
遠方から見てみます。
垂木も組み終わり、後は野地板を残すばかり・・・・・・・・、と15時過ぎから雨が強くなり始めました。
今日は、ここで終了です。
夕方、16時過ぎから、自治会長さんを初め建設委員会の役員さんと棟梁の3人で清めを行ないました。
米、塩、日本酒を建物の四隅に盛り、工事期間中の安全を祈願します。
翌日も天候が危ぶまれたので、翌週の月曜日 16日より野地板を貼り始めました。
内部の空間です。
間柱、筋交いを入れ、固定するまで仮筋交いで躯体の動きを固定しておきます。